糸井嘉男熱烈応援ブログ「ごきげんよしお!」

ブログタイトル変更しました。旧「オリックス☆糸井嘉男☆大阪に来てくれてありがとう!」です。

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貴女の死を忘れない

お久しぶりです。

糸井さんの記事を楽しみにしていらっしゃる方も
多いかと思いますが、今日は珍しく
野球以外のブログです。

去年の今日もこのことを書いたので
読んでいただいた方もおられるかとおもいますが、
1年に1度くらいは自分や家族の健康について
考えてみて欲しいと思って
必ず2月28日はこのお話をさせていただいています。
ちょっと長くなりますが、どうぞ最後までお付き合いくださいませ。


もう5年前のことになりますが・・・。
今日、2月28日はある方の命日です。


当時、私が働いていた整体院に、ある日、
こんな問い合わせの電話がありました。


「ぎっくり腰になったようなので診ていただきたいんですが、
酸素吸入器をつけています。 治療は可能でしょうか?」



彼女の酸素吸入器の原因は乳がんでした。



年は38歳。


来院していただきましたが
顔は青白く、 ずっと辛そうな咳をしていました。

咳がひどくて、
呼吸するのも辛そう・・・



ニット帽をかぶっていましたが、
おそらくその帽子の下に髪の毛はないのでしょう。
母親に付き添ってもらっての来院でした。



そしてもう一人・・・
2歳の男の子も一緒でした。



とてもかわいらしい、
元気な男の子。



整体院に入るなり、
アンパンマンのおもちゃをすぐに見つけ、
目を輝かせて 楽しそうに遊びはじめました。



もともとぎっくり腰になりやすい体質で、
何度もぎっくり腰になったことがあるとか。



病院で痛み止めをもらったけれど、それがまったく効かず、

「これで効かなければ、次は麻薬しかない」

・・・そう医師に言われたそうです。



でも彼女は麻薬で痛みを「ごまかす」のではなく、
ネットで整体院を探し、 「治す」ことを求めた。



あまりガンのことには詳しくない私ですが、
末期のガンだということは一目でわかりました。



無邪気に遊ぶこの子のためにきっと彼女は必死に
1日でも1分でも、1秒でも長く生きようとしているんだ・・・
そう思いました。




お母さんはとても物腰の柔らかい、
優しそうな方なのですが
髪は真っ白で、笑顔がなく、
やつれた感じに見えました。




男の子に笑いかけるその笑顔も
やっと笑いかけているような
そんな感じに見えました。



きっと娘さんがガンだとわかり、
大変な毎日なのでは・・・


ぎっくり腰らしき炎症を抑えるためにアイシングをすると




「・・・気持ちいいです!」と。


少しでも楽になってきたことで、
精神的にも安心したのか、
さっきまでの辛そうな咳が止まり、
しばらくはとても穏やかな表情をされていました。



私はガン患者さんを目の前で見たのは初めてでした。




ガンって
ほんとにあるんだ・・・

そして
こんな風になるんだ・・・


衝撃的でした。



乳がん・子宮ガンなどは、
早期発見で生存確率が高いガン。



でも逆に乳がんはリンパに近いところのガンなので、
発見が少しでも遅れると
リンパを通して全身に転移してしまい、
あっと言う間に手遅れになってしまう、
恐い病気。



なんと女性は、生涯で
20人に1人が乳がんと診断されるというデータが。



本当にひとごとではありません。



それが2010年2月15日のことでした。


それから1カ月ほど経ったある日、
整体院の電話が鳴りました。




「先日お伺いしました○○と申します」




○○さん・・・?

あ!あの彼女!

でも本人の声ではない・・・

お母さんの声・・・。





嫌な予感がしました。





「無理を言って治療をしていただき、
また、色々資料なども送っていただき、
ご親切にしていただきましたのに、
2日連続で治療していただいてから
突然何のご連絡もせずですみませんでした。」



そしてこう続けました。





「2月28日に亡くなりました・・・。」




末期だろうということはわかっていましたが、
まさかこんなに早く・・・



酸素吸入器をつけていたとはいえ、
ほんの2週間前には自分で
カルテに名前や住所を記入し、
自分の足で歩く事だってできていた人が・・・



あまりの驚きに、
ひとつも気の利いた言葉が浮かんできませんでした。




すでに肺に転移していたそうで、
咳はそのせいだったようです。



あのあと、
すぐに呼吸が苦しくなり、
入院となったそうです。


整体院でご指導したように、
病室のベッドでも腰の下に
アイスノンのようなものを入れて
アイシングをしたりして、
腰の痛みはマシになっていったそうです。



それを聞いて、ほんの少しでも
彼女の痛みを取り除いてあげるお手伝いができたことを うれしく思いました。

というか
救われた思いがしました。



でもそれからは腰以外のところに激痛が走り、
麻薬の投与が行われたとのこと。



まだ38歳。



聞けば、
2歳の子が一番下で、小学生の子供があと2人・・・

3人のお子さんがいらっしゃるそうです。



きっと、きっと、
無念だったことでしょう。



もっともっと
生きたかったことでしょう。



ずっと子供たちの成長を見守り続けていきたかったに違いありません。



私も悔しくてなりませんでした。




30歳代と閉経前後あたりの人が乳がんのピーク年齢だそうです。

20代の人の乳がんも増えているそうですが、
特に若い人は、まさか自分が乳がんになるわけない・・・
そう思ってる人がほとんどだと思います。



子宮ガン健診は下着をとって、
あの産婦人科の診察台に登らなければなりません。



乳がん健診は触診があり、
胸を撫で回されます。



正直、女性にとって、
あまり喜んで行く健診ではありません。



でも、皆さんにお願いがあります。



この彼女の死を無駄にしないでください。



もし、万が一乳がんって言われたら恐い・・・

あんな診察受けたくない・・・

仕事が・・・
趣味が・・・
子育てが・・・
忙しくてなかなか時間がとれない!
今月は金欠で・・・



色々あるとは思いますが、
年に一度は健診に行ってください!



私はこの世の中で起こることは
すべて偶然ではなく、必然・・・
そう思っています。



彼女が私たちにメッセージを送るために来てくれたのではないか。

そう思っています。



彼女のお母さんにも感謝します。

たった2度来院されただけの
ほとんど見ず知らずに近いような私たちに
彼女の死を知らせてくれて、
真剣に命の大切さを思う機会を与えてくれました。


その後すぐ、私も
初めてマンモグラフィー検査をしました。

マンモは人によって
とても痛いという方もいますが
私は幸い、ほとんど痛くはありませんでした。



勇気を出して、
貴女のために、
貴女を愛する人のために
検診を受けてください。


男性の方からも
是非勧めていただければと思います。


私の友達で、乳がん、子宮がんになった人が
なんと4人もいます。

単なる「知り合い」レベルではなく
メールアドレスとかも知ってて
やりとりするくらいの近しい友達の中で4人。
けっこうな人数ですよね?

幸い、みんな初期で今は完治し、元気にしていますが
1人は子宮全摘出。
大手術だったみたいです。

けど、いつも明るく、とても気さくな彼女。
いつも彼女の笑顔に元気をもらっています。
彼女が元気になってくれて、本当によかった・・・。


けど、これから年を重ねていくにつれて
こんな経験、もしかしたら山ほどあるのかもしれませんね・・・。


今日はとても長いブログになりましたが
最後まで読んでくださってありがとうございました。





早期発見で防げる命。


彼女の死を無駄にはしないために。





そして、彼女のご冥福をお祈りいただければ幸いです。
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